南鞍作村(読み)みなみくらつくりむら

日本歴史地名大系 「南鞍作村」の解説

南鞍作村
みなみくらつくりむら

[現在地名]平野区加美鞍作かみくらつくり一―三丁目・加美南かみみなみ一丁目・同三丁目

河内国渋川郡に属し、鞍作村の南にある。南は平野川を境に竹渕たこち(現八尾市)、村の南部を奈良街道が通り、地形は平坦。元禄一四年(一七〇一)鞍作村より分れ一村となった。高は分村時の二二六石余で変動なく、正徳元年(一七一一)年貢免定によると取米は一一三石二斗で五割の年貢率となっており、ほかに六石余の夫米が課されている(加美村誌)。同免定および元文二年(一七三七)の河内国高帳ともに幕府領で、嘉永三年(一八五〇)下野宇都宮藩領となり、慶応二年(一八六六)以降同高徳藩領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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