南須川村・北須川村(読み)みなみすがわむら・きたすがわむら

日本歴史地名大系 「南須川村・北須川村」の解説

南須川村・北須川村
みなみすがわむら・きたすがわむら

[現在地名]奈良市須川町

上狭川かみさがわ村南方にある。天平勝宝八年(七五六)六月九日の東大寺堺勅定文(正倉院文書)に「北一堺川川上高峯」とみえる。承暦四年(一〇八〇)三月一〇日の山村姉子解(一乗院文書)に「在添上郡楊生郷川村」、同年八月二二日の興福寺政所下文(同文書)には「春日神領山郷司刀禰等(中略)川村是春日神領山郷之内也」とあり、嘉禎二年(一二三六)一〇月の春日供物運上路注進状(「春日社記録」中臣祐定記)には「東路 簀河路」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android