単斜ホルムキスト閃石(読み)たんしゃホルムキストせんせき

最新 地学事典 「単斜ホルムキスト閃石」の解説

たんしゃホルムキストせんせき
単斜ホルムキスト閃石

clinoholmquistite

単斜フェリホルムキスト閃石(clino-ferri-holmquistite)と単斜フェロ・フェリホルムキスト閃石(clino-ferro-ferri-holmquistite)に分けられている。化学組成の角閃石。単斜晶系,空間群P2/m, 格子定数a0.980nm, b1.783, c0.530, β109.10°,単位格子中2分子含む。灰紫色,ガラス光沢。c軸方向にのびた柱状をなす。硬度5~6,劈開{110}に完全,比重3.0。光学的二軸性負,2V55°~61°,屈折率α1.610, β1.627, γ1.633。シベリア地方で産出したホルムキスト閃石の検討中に発見された。結晶は部分的にホルムキスト閃石によって置き換えられている。近似的にはホルムキスト閃石と同質異像関係にあるとみなすことができるが,単斜型のものはAlが主成分ではないので,厳密には異なる。

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