占察経(読み)せんざつきょう

精選版 日本国語大辞典 「占察経」の意味・読み・例文・類語

せんざつ‐きょう‥キャウ【占察経】

  1. ( 「占察善悪報業経」の略 ) 仏教経典。二巻。地蔵菩薩が仏の命により、過去の善悪の行為とその報いとを占う法を説き、併せて大乗実践を明らかにしたもの。隋の菩提灯訳と伝えるが中国撰述の疑いが濃く、滅罪の経典として流布した。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「占察経」の意味・わかりやすい解説

占察経
せんざつきょう

『占察善悪業報経』のこと。2巻。隋の菩提灯の訳というが,中国の偽作経典の一つとみられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む