印欧祖語(読み)いんおうそご

精選版 日本国語大辞典 「印欧祖語」の意味・読み・例文・類語

いんおう‐そご【印欧祖語】

  1. 〘 名詞 〙 歴史言語学比較言語学立場から見て、印欧諸語の出発点となった言語とされるもの。A=シュライヒャーにより、一九世紀後半頃からその再建が総合的な形で試みられた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

世界大百科事典(旧版)内の印欧祖語の言及

【インド・ヨーロッパ語族】より

…印欧語族は,いわばその雛形である。
[分化の過程]
 印欧諸語は理論的に再建される一つの印欧共通基語(印欧祖語ともいう)から分化したものであるから,現在では互いに別個の言語であるが,歴史的にみれば互いに親族の関係にあり,それらは一族をなすと考えられる。これは言語学的な仮定であり,その証明には一定の手続きが必要である。…

※「印欧祖語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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