卵胞嚢腫(読み)らんぽうのうしゅ(その他表記)follicular cyst

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「卵胞嚢腫」の意味・わかりやすい解説

卵胞嚢腫
らんぽうのうしゅ
follicular cyst

卵巣嚢腫ともいう。卵胞が正常卵胞の発育限度をこえて異常に大きくなり,長く卵巣内にとどまる病気。1つが萎縮退行しても次々と新しい嚢腫が発生して正常な排卵が行われず,性周期も不規則になったり,停止する場合もあり,不妊症となる。原因は下垂体前葉から分泌される卵胞刺激ホルモン FSHの分泌過剰と黄体形成ホルモン LHの分泌低下と考えられており,性腺刺激ホルモンや黄体ホルモン投与による治療が行われている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む