原子力産業グループ(読み)げんしりょくさんぎょうグループ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「原子力産業グループ」の意味・わかりやすい解説

原子力産業グループ
げんしりょくさんぎょうグループ

原子力の開発利用はそれ自体きわめて大規模で,多額の投資を必要とし,また技術的にみても高い水準の技術を必要とする。このため単一企業や単一産業部門だけで,原子力の推進発展を期することができないので,資金,技術など関連分野の能力を集約するために,産業界にいくつかのグループが生れている。これを一般に原子力産業グループと呼んでいる。代表的なものとして,三井・東芝原子力工業グループ,三菱原子力工業グループ,住友原子力工業グループ,東京原子力産業会グループなどがあり,それぞれ関連原子力事業の受注営業はもちろん,海外との技術提携,技術開発研究などもこれらのグループを窓口にして行なっている。

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