原子説(読み)ゲンシセツ

デジタル大辞泉 「原子説」の意味・読み・例文・類語

げんし‐せつ【原子説】

物質を連続的なものとみる説に対して、不連続的なものとみなし、物質は最小単位である原子からできているとする説。19世紀初頭、英国J=ドルトンが科学的な原子説を提唱、その後原子の存在が実証されて、現在の物理化学の基礎理論となった。アトミズム。→原子論

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 ドルトン 名詞

世界大百科事典(旧版)内の原子説の言及

【原子】より


【原子の存在の確定と原子構造の探究】
 物質を細分していくと,いくらでも細分できるのか,それとも,それ以上分割できない最小単位,すなわち原子に到達するのかということについては,古代ギリシアのころから論ぜられていた。デモクリトスは物質は原子からなるという原子説を唱え,アリストテレスは連続説を唱えた。しかし,この時代の議論は哲学的な推理の域を出ず,その存在が確かめられたのは近代になってからである(原子論)。…

※「原子説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む