原山城跡(読み)ならはらやまじようあと

日本歴史地名大系 「原山城跡」の解説

原山城跡
ならはらやまじようあと

[現在地名]神石町草木

草木くさぎのほぼ中央に位置する独立丘楢原山(約四七〇メートル)にある。西は草木川、南東福桝ふくます川の谷に囲まれ、宇根原うねばら和田わだごう沃野に臨む。北は城平じようびらの尾根筋を削平して城門を構える。麓に宝泉ほうせん寺がある。福桝川の谷沿い東、数百メートルに位置する郷谷ごうたにの、南面して沃野に臨む谷の中腹石垣で囲まれた土居屋敷(約五〇〇平方メートル)がある。「西備名区」によれば中世後期永野の二子山ながののふたごやま城より横山河内守時隆が当地に移ったのに始まり、同氏数代の名を城主として伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android