日本歴史地名大系 「神石郡」の解説
神石郡
じんせきぐん
県の東部、岡山県境の中央部を占め、隆起準平原である
台地上の諸所には六〇〇メートルを超す残丘性の小山地や玄武岩鐘があって山岳を形成している。これらの山岳のなかで六〇〇メートルを超えるものは、
郡名は「日本書紀」天武天皇二年三月一七日条に「備後国司、白雉を亀石郡に獲て貢れり、乃ち当郡の課役悉に免さる」とみえる。郡名改称の時期は不明だが、宝亀五年(七七四)三月一二日付の勘籍(正倉院文書)では神石となっており、以降変化はない。訓は古くは「加女志」(「和名抄」刊本郡部)であったが、中世以降「じんせき」と音読するようになった(広島県史)。郡名は、油木町
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報