原論(読み)ゲンロン

デジタル大辞泉 「原論」の意味・読み・例文・類語

げん‐ろん【原論】

ある事柄根本になる理論。理論体系のもとになる理論。また、それを述べているもの。「教育学原論

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精選版 日本国語大辞典 「原論」の意味・読み・例文・類語

げん‐ろん【原論】

  1. 〘 名詞 〙 ある事柄についての根本となる理論。また、それを述べたもの。
    1. [初出の実例]「復古原論 静好子著」(出典:新聞雑誌‐四〇号付録・明治五年(1872)四月)

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世界大百科事典(旧版)内の原論の言及

【数学】より

…数学に関しては前6世紀のタレス,ピタゴラスに始まる多くの名が挙げられるが,そのうちでも前3世紀のユークリッド(エウクレイデス)およびアルキメデスは重要である。 ユークリッドの主著《ストイケイア(原論)》(13巻)は,幾何学に関する内容が多いので,《幾何学原本》とも呼ばれているが,数論や実数論をも扱っており,それまでに得られていたギリシア数学の成果を体系的に集大成したものである。当時の文化の中心地であったアレクサンドリアの学問の殿堂ムセイオンで教科書のようにして用いられたようで,多くの写本が残され,19世紀の数学史家によってほとんど完全と思われるテキストが復元された。…

【ストイケイア】より

…前300年ころにユークリッド(エウクレイデス)によって著された数学の古典で,《原本》または《原論》と訳される。ストイケイアは英語のelementsに当たるギリシア語である。…

※「原論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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