参合(読み)さんごう

精選版 日本国語大辞典 「参合」の意味・読み・例文・類語

さん‐ごう ‥ガフ【参合】

〘名〙
① まじりあうこと。また、いろいろとまぜあわせること。
随筆山中人饒舌(1813)上「答辺子蓬島書曰。山水師朱端。人物師呉偉。花鳥師林良。旁以戴文進呉廷振車楚雲鐘欽礼張平山趙阮竹輩。参合而出之」 〔新語道基
② いろいろのものを照らし合わせて考えること。
西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外「其国の人心を察して其風俗に参合せざれば嘗て新法の行はれたることなし」 〔韓非子‐主道〕

まいり‐あ・う まゐりあふ【参合】

〘自ハ四〙 高貴な場所に、参上して出合う。参会する。また、高貴な人に出合う。まいりあわす。
落窪(10C後)四「人がらもいとよき人也とおぼしきざして、内にまゐりあひたるにも、心とどめて語らひ給ひて」

まいり‐あわ・す まゐりあはす【参合】

〘自サ下二〙 =まいりあう(参合)日葡辞書(1603‐04)〕

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普及版 字通 「参合」の読み・字形・画数・意味

【参合】さんごう

まじり合う。

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