参殿(読み)サンデン

デジタル大辞泉 「参殿」の意味・読み・例文・類語

さん‐でん【参殿】

[名](スル)
御殿に参上すること。
他人を敬って、その人の家に行くことをいう語。参堂。「近日中に参殿いたします」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「参殿」の意味・読み・例文・類語

さん‐でん【参殿】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 御殿に参上すること。
    1. [初出の実例]「午時参殿。仰出、依御暦奏、欲御南殿云々」(出典九暦‐九条殿記・奏御暦事・承平五年(935)一一月一日)
  3. 他人を敬って、その家を訪問することをいう語。参堂。参館
    1. [初出の実例]「京師に到りしかば議奏大納言忠能卿へ参殿(サンデン)して」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android