日本歴史地名大系 「又重村」の解説 又重村またしげむら 青森県:三戸郡倉石村又重村[現在地名]倉石村又重五戸(ごのへ)村(現五戸町)の南西、五戸川の中流に位置する。東は中市(なかいち)村および浅水(あさみず)村(現五戸町)、西は戸来(へらい)村(現新郷村)、南は手倉橋(てぐらばし)村(現五戸町)・西越(さいごし)村(現新郷村)、北は北(きた)郡滝沢(たきさわ)村(現十和田市)に接する。永仁五年(一二九七)の五戸郷検注注進状(新渡戸・岩大文書)に「一またしけのかう 十ちやう三たんのうち くてん五ちやう一かうこのうちち(ママ)やうハくうし(公事)なし」とあり、同注進状では「せきふくろ」に次ぐ開田面積となっていた。永正(一五〇四―二一)の頃の糠部九箇部馬焼印図(古今要覧稿)の「五ノ部」の項には「またしげ 印同(雀)」とあり、牧野が開設されていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by