出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…他方,古典研究が盛んになると,日本の古典や歴史の世界を総合的にとらえようとする関心が高まり,18世紀中期に山岡浚明(まつあけ)の《類聚名物考》346巻が作られた。こうした関心は国学の発展を促したが,19世紀の前期には,屋代弘賢(ひろかた)が幕府の命を受けて《古今要覧稿》の編纂に着手した。この書は近世最大の百科事典で,内容もよく整っているが,弘賢の死により1000巻の計画は560巻で中絶した。…
…とくに文政年間に発行された水野忠敬の《草木錦葉集》(1826)は全般の植物にわたる柄物の大集成として著名であり,ランも各所にとりあげられている。明治になり,西欧の文化が流入するにおよんで,皇室をはじめ政治家や豪商などが洋ランの本格的な培養に取り組みはじめたころから,東洋ランも文人墨客を主として趣味者をひろげ,《剣蘭花鏡集》や《古今要覧稿》などに色刷りのランの絵がみられるようになった。明治の末期になると,シュンランの柄物が名品として世に発表され,カンランも優雅な品位を鉢植えにして産地を中心に愛好され,この時代に東洋ランの趣味が洗練された姿で定着したのである。…
※「古今要覧稿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新