叉銃(読み)サジュウ

デジタル大辞泉 「叉銃」の意味・読み・例文・類語

さ‐じゅう【×叉銃】

[名](スル)小銃を3挺ずつ、三角錐のような形に組み合わせて立てること。「叉銃して小休止をする」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「叉銃」の意味・読み・例文・類語

さ‐じゅう【叉銃】

  1. 〘 名詞 〙 小銃を三挺ずつ組み合わせて三角錐状に立てること。野外での休憩時などに小銃の置場所のない場合に行なう。〔五国対照兵語字書(1881)〕
    1. [初出の実例]「町の両側に叉銃して、兵隊は軒の下に腰を下して居る」(出典:麦と兵隊(1938)〈火野葦平〉五月一五日)

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