デジタル大辞泉
「兵隊」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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へい‐たい【兵隊】
- 〘 名詞 〙
- ① 兵士を隊として組織したもの。組織編制された兵士の集団。また、兵士のこと。
- [初出の実例]「之を禦ぐは雅尼撒楞(ヤニサーレン)〈一種兵隊の名〉を頼て、導となすときは、其害を免るべし」(出典:輿地誌略(1826)二)
- 「萱草(くゎんざう)をかなしと見つる眼にいまは雨にぬれて行く兵隊が見ゆ」(出典:赤光(1913)〈斎藤茂吉〉折々の歌)
- ② 下級の軍人。兵卒。兵。
- [初出の実例]「二三名の兵隊(ヘイタイ)は等しく庭に下り立て」(出典:鳥追阿松海上新話(1878)〈久保田彦作〉)
- ③ =へいたいかんじょう(兵隊勘定)
- [初出の実例]「いつも兵隊よ。出し合ひなの」(出典:杏の落ちる音(1913)〈高浜虚子〉一〇)
- ④ 会社や官庁に勤める役職のない平(ひら)の社員や職員。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の兵隊の言及
【柳家金語楼】より
…6歳で豆落語家金登喜(きんとき)として高座に上がり,小金馬を経て金三(きんざ)で真打ちに昇進した。兵隊をつとめたのち,新作の《兵隊》で人気者となり,金語楼襲名後も自作自演の新作で新境地を開いた。1930年(昭和5),春風亭柳橋と〈日本芸術協会〉を設立した。…
※「兵隊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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