日本歴史地名大系 「友枝」の解説 友枝ともえだ 福岡県:築上郡大平村友枝中世から史料にみえる地名で、友枝川・東友枝川流域の現大字東上(ひがしかみ)・東下・西友枝一帯に比定される。貞和六年(一三五〇)一〇月、豊後国玖珠(くす)郡の野上資親は足利直冬に対して豊後国の各所とともに「豊前国延枝名・同国上毛郡友枝名」の地頭職の安堵を請うている(「野上資親申状写」諸家文書纂十所収野上文書/南北朝遺文(九州編)三)。翌月には宇都宮(友枝)政賢が父壱岐孫三郎政貞の在府奉公・警固相続の功として当知行地の上毛(こうげ)郡「支(友)枝村一方地頭職」などの安堵を請うている(「宇都宮政賢申状写」同上)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by