…球菌は,分裂したのち直ちにばらばらに離れる単球菌だけでなく,分裂後も細菌どうしがくっついていて,特有の配列を示すものが多い。2個ずつ対をなす双球菌(肺炎双球菌),4個ずつになる四連球菌,連鎖球菌,ブドウ球菌などはその例で,このような形態的特徴は菌種間の鑑別に役立つ。しかし条件により,これらの形状は相当に変化する。…
…細菌のなかには,細胞分裂後に細菌どうしが離れずに,互いにくっつき合って配列するものがある。そのため,球菌では単球菌のほかに,双球菌,連鎖球菌,ブドウ球菌などの形状がみられ,杆菌では短杆菌や長杆菌のほかに,連鎖杆菌あるいはV字形やY字形などのように配列した形状のものなどがみられる。らせん菌は形がらせん状で,スピロヘータ類によく似ているがまったく異なるものである。…
※「双球菌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...