反出生主義(読み)ハンシュッショウシュギ

デジタル大辞泉 「反出生主義」の意味・読み・例文・類語

はんしゅっしょう‐しゅぎ〔ハンシユツシヤウ‐〕【反出生主義】

antinatalism
人は生まれてくるべきでなく、また、子を作るべきでないという思想。幸福に生きているように見える人も、多く苦痛を味わっており、最大の苦痛であるは避けられない。また、環境破壊や資源枯渇などにより、人類繁栄が永続するとは考えにくい。ゆえに、子孫の多くは苦痛を味わうことになるので、子孫を残すべきでないと主張する。ショーペンハウアーらが唱えた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android