反出生主義(読み)ハンシュッショウシュギ

デジタル大辞泉 「反出生主義」の意味・読み・例文・類語

はんしゅっしょう‐しゅぎ〔ハンシユツシヤウ‐〕【反出生主義】

antinatalism
人は生まれてくるべきでなく、また、子を作るべきでないという思想。幸福に生きているように見える人も、多く苦痛を味わっており、最大の苦痛であるは避けられない。また、環境破壊や資源枯渇などにより、人類繁栄が永続するとは考えにくい。ゆえに、子孫の多くは苦痛を味わうことになるので、子孫を残すべきでないと主張する。ショーペンハウアーらが唱えた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android