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反射体 はんしゃたいreflector

翻訳|reflector

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

反射体
はんしゃたい
reflector

原子炉炉心部の周囲に配置し,炉心外に漏れる中性子を反射させて炉内に戻し,中性子利用効率を高めるための構造。反射材ともいう。中性子の吸収断面積が小さく,散乱断面積の大きいものほどよく,黒鉛やベリリウムジルコニウムなどが適する。軽水もこの目的で使われる。熱中性子炉では減速材と反射体は同じものが使えるが,高速中性子炉ではなるべく減速させないような反射体が必要で,ステンレス鋼などが用いられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内の反射体の言及

【原子炉】より

…また,炉心の周囲を中性子の捕獲断面積が小さく散乱断面積の大きな物質で囲むと,漏れ出す中性子の一部を散乱により炉心に戻してやることもできる。このような目的で置かれた物質を反射体と呼ぶ。 中性子は上述のように原子核と衝突を繰り返しながら,原子核に吸収されるか,体系から漏れ出ていくかする。…

【原子炉材料】より

…炉心には核分裂を制御するために中性子吸収能の大きな制御材を挿入し,軽水炉など熱中性子炉では核分裂によりつくられた中性子のエネルギーを下げるために減速材がおかれる。また炉心の周りには発生した中性子をむだに逃がさないように反射体がおかれる。このほか炉心には,燃料体を支えたり,制御棒の出し入れなどの役割をもつ炉内の構造物がある。…

※「反射体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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