theory of recapitulation ,biogenic law
E.H. Haeckel(1866)の提唱した原則で,「個体発生は系統発生の短縮された,かつ急速な反復であり,その反復は遺伝(繁殖)および適応(栄養)の生理的な機能によって規定される」というもの。生物発生原則とも。ここにいう反復を機械的な反復と解して否定する傾向もあるが,反復説の意味は個体発生が系統発生の要点を繰り返し,概括するとともに繰り込む点にある。古生物学においては系統の復元をする際に,化石の欠落を補ううえで重要な手がかりを与えている。井尻正二(1992)によると,個体発生と系統発生の類似性は,ものごとの発生が,先行段階の利用と,先行段階の規定性によって生じることにあり,それ以外の方法がないからと理解される。
執筆者:小寺 春人
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…反復説recapitulation theoryともいう。ドイツの動物学者E.ヘッケルが,著書《有機体の一般形態学》(1866)の中で主張した〈個体発生は系統発生の短いくり返しである〉という学説のこと。…
※「反復説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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