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個体発生 こたいはっせいontogenesis; ontogeny

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

個体発生
こたいはっせい
ontogenesis; ontogeny

受精卵が分裂して成長し,成体になったり,胞子が分裂発芽して成体になったりするような,生物個体の発生全般をいう。 (→系統発生 )  

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デジタル大辞泉の解説

こたい‐はっせい【個体発生】

生物の個体が有性的には受精卵または単為生殖卵から、無性的には胞子から、完熟した成体になるまでの過程。→系統発生

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

個体発生【こたいはっせい】

普通は単に発生という。生物が受精卵から成体になるまでの過程。系統発生に対置した言い方で,ヘッケルの造語。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

個体発生
こたいはっせい

生物学用語。受精卵または単為発生卵、あるいは無性的に生じた芽体、芽や胞子など未分化な細胞もしくは細胞集団から、種の一員としての生殖可能な個体が生ずることをいう。一方、これと対(つい)をなす概念に系統発生があり、生物の進化の道筋で、ある生物種が生じ系統として確立する過程をさす。個体発生は、細胞分裂により一定の数に達した細胞集団が、一定の秩序と広がりをもって配置され、同時にそれぞれの位置に応じた機能を果たすように分化することにより、独立した1個の生物体となる過程をいう。受精卵から出発した場合、この過程は胚(はい)発生の過程と、これが成長・成熟して生殖能力をもつに至る過程とに分けられる。無脊椎(むせきつい)動物では、後者は後胚発生とよばれ、1回以上の変態を経たのち成体となる。多くの脊椎動物では身体の成長と諸機能の成熟をまって成体となる。「個体発生は系統発生を繰り返す」というドイツの動物学者E・H・ヘッケルの考え方は大筋において正しく、胚発生のある時期に、その種より系統的に古い種の形態的特徴が認められる。[竹内重夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の個体発生の言及

【生物発生原則】より

…反復説recapitulation theoryともいう。ドイツの動物学者E.ヘッケルが,著書《有機体の一般形態学》(1866)の中で主張した〈個体発生は系統発生の短いくり返しである〉という学説のこと。C.ダーウィンが主著《種の起原》(1859)で〈自然淘汰説〉とよばれる生物進化の理論を提唱したのち,ヘッケルはこの説に全面的に賛同し,それにのっとってすべての生物の形態とその成立ちを,自称〈一元論〉的に説明するものとして《一般形態学》を書いた。…

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