精選版 日本国語大辞典 「取放」の意味・読み・例文・類語
とり‐はな・つ【取放】
〘他タ四〙
① 取り出して別々にする。とりのけて、ひきはなす。取り分ける。別々にする。
※宇津保(970‐999頃)国譲下「このむすめどもをもとりはなちて〈略〉又相見せ奉るべきにも侍らず」
② とりつけてあるものをはずす。
③ 取り上げる。剥奪する。とりはなす。
※金刀比羅本平治(1220頃か)中「咎もなき入道が所領をとりはなちて」
とり‐はなし【取放】
〘名〙
① 取ったままにしておくこと。とりっぱなし。
② (「とりばなし」とも) 別々であること。それぞれが無関係であること。
※史料編纂所本人天眼目抄(1471‐73)一「生・殺とりばなしにわないぞ」
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