口中山村(読み)くちなかやまむら

日本歴史地名大系 「口中山村」の解説

口中山村
くちなかやまむら

[現在地名]日野町豊田とよた

中山村の東北にあり、東側を日野川が北流する。かつてはしもしようとよばれたと伝え、中山村金剛定こんごうじよう寺の門前に成立したと推定される。近世には中山村の枝郷で、領主変遷も同村に同じ。慶長三年(一五九八)の春鍬打由来記(高尾文書)によれば家数三〇。中山村と合せて高付されたため、郷村帳類には村名が載らないが、明治元年(一八六八)の関越前守知行所取調書(高岡文書)によれば高一一二石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android