口占・口裏(読み)くちうら

大辞林 第三版の解説

くちうら【口占・口裏】

が原義〕
言い方から察せられる本心。相手が本心を推察できるような話しぶり。 《口裏》 「相手の-から大体のことは察せられる」
人の言葉を聞いて、それで吉凶を占うこと。 《口占》 「源繁昌の-あり、とぞささやきける/盛衰記 27

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精選版 日本国語大辞典の解説

くち‐うら【口占・口裏】

〘名〙
① 人の言葉の様子から吉凶を占うこと。
※源平盛衰記(14C前)二七「源氏追討の宣命に源繁昌の口占(クチウラ)有とぞ」
② 言葉や、話しぶりに隠されているもの。また、それから話し手の心中を察すること。
※北野天満宮目代日記‐天正一二年(1584)一〇月八日「くちうらをまへにきかれ候つれとも、ついに同心なく候也」
※或る女(1919)〈有島武郎〉後「その口裏(クチウラ)から東京の人達の心持ちも大体は判る」
③ 小声で言うこと。つぶやくこと。
※空華日用工夫略集‐永徳元年(1381)三月一二日「余寒甚。向柴火口占曰」

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