口印(読み)コウジルシ

デジタル大辞泉 「口印」の意味・読み・例文・類語

こう‐じるし【口印】

接吻せっぷん。江戸後期の流行語
「手つけの―までやらかして」〈滑・膝栗毛・初〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「口印」の意味・読み・例文・類語

こう‐じるし【口印】

〘名〙 接吻(せっぷん)のこと。ことばのあとを略して何印という近世後期の流行語で、「口吸(くちすい)」の意。
滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)初「手つけの口印(コウジルシ)までやらかして」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android