口当(読み)くちあたり

精選版 日本国語大辞典 「口当」の意味・読み・例文・類語

くち‐あたり【口当】

〘名〙
飲食物などを口に入れた時の感じ。舌ざわり。口合い。
咄本醒睡笑(1628)三「かまへて口あたりよしと思うて、おほく御まゐるな」
外見からいだく感じ。応対のしぶり。また、ことばの調子
※滑稽本・狂言田舎操(1811)上「あの頃はひきしめて調子の低い時分、田舎の人には口(クチ)あたりが其筈さ」

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