口置(読み)くちおき

精選版 日本国語大辞典 「口置」の意味・読み・例文・類語

くち‐おき【口置】

〘名〙 物のふち着物のへりなどに、金銀などの飾りをつけること。置口(おきくち)
※栄花(1028‐92頃)根合「筋遣り、くちをき、袴の剛きにかねして」

くち‐お・く【口置】

〘自カ四〙 物のふちを金銀などで飾る。
※宇津保(970‐999頃)楼上下「紫檀の箱のこがねのくちをきたるにいれたり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android