口頭禅(読み)コウトウゼン

デジタル大辞泉 「口頭禅」の意味・読み・例文・類語

こうとう‐ぜん【口頭禅】

禅の本義を会得することもなく、口先だけで説く禅。
言うばかりで実行の伴わないこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「口頭禅」の意味・読み・例文・類語

こうとう‐ぜん【口頭禅】

  1. 〘 名詞 〙 真に禅の本義を会得することも修行することもしない、口先ばかりの禅。また、比喩的に、口先で唱えるだけで実質のないことをいうのに用いられる。
    1. [初出の実例]「なんぼ求心の理を説いても、口頭禅(コウトウゼン)に終るけんの」(出典:てんやわんや(1948‐49)〈獅子文六〉自由の鐘)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android