古代競技会(読み)こだいきょうぎかい(その他表記)classical games

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「古代競技会」の意味・わかりやすい解説

古代競技会
こだいきょうぎかい
classical games

古代ギリシアで行なわれていた競技会。神殿における祭典競技会として開かれ,オリュンピア競技会イストミア競技会ピュチア競技会ネメア競技会の四大祭典競技会が最も盛大であった。オリュンピア競技会が最も古く前 776年の起源とされ,しだいにギリシアから地中海諸島に広がり,前6世紀頃には黒海からアフリカ大陸沿岸にまで及んだ。競技種目は短・中・長距離競走,ボクシングレスリングパンクラチオン,武装競技,古代五種競技戦車競走などで,のちにろば競走,競馬,らっぱ手競技,伝令競走なども行なわれた。これらの競技会はギリシアが古代ローマの属領となる頃まで続いた。 (→オリンピック競技大会 )

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