日本歴史地名大系 「古田織部正邸跡」の解説 古田織部正邸跡ふるたおりべのしようていあと 京都市:中京区本能学区橋東詰町古田織部正邸跡近世初期の大名で、茶人としても知られた古田織部正重然の邸跡。「京羽二重織留」は「堀川通三条の南藤堂和泉守殿今の屋敷、もと織部正重能(ママ)の住せし所也、茶亭并に露地今あり」と記す。この地は現在の橋東詰(はしひがしづめ)町付近にあたる。古田織部正は、美濃の人で、織田信長・豊臣秀吉に仕え、京都近郊西岡(にしのおか)で三万石を知行した。天正一三年(一五八五)従五位下織部正に叙任。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報