古甲金(読み)ココウキン

デジタル大辞泉 「古甲金」の意味・読み・例文・類語

こ‐こうきん〔‐カフキン〕【古甲金】

甲州金うち元禄(1688~1704)以前に鋳造されたもの。以後のものを新甲金という。

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精選版 日本国語大辞典 「古甲金」の意味・読み・例文・類語

こ‐こうきん‥カフキン【古甲金】

  1. 〘 名詞 〙 甲州金のうち、江戸時代徳川氏の管理下に入る以前に鋳造されたもの。古甲。
    1. [初出の実例]「甲州金〈略〉今摹写する古甲金、都て一百余品、世に所存甚だ稀なるを以て」(出典甲斐国志(1804‐18)二)

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世界大百科事典(旧版)内の古甲金の言及

【甲州金】より

…なお甲州金は大別次の5種類にわかれている。(1)古甲金(ここうきん) 元禄(1704)以前の甲州金の総称で,竹流金,判金,碁石金,太鼓判金等があり,表は無文のものが多く品位が高かった。(2)甲安金(こうやすきん) 1707年(宝永4)から14年(正徳4)に甲斐に封ぜられた柳沢吉保が,元禄小判改悪にならって改鋳したもの。…

※「古甲金」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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