古鹿熊村(読み)ふるかくまむら

日本歴史地名大系 「古鹿熊村」の解説

古鹿熊村
ふるかくまむら

[現在地名]魚津市古鹿熊

かど川沿いにあり、北は坪野つぼの村、西は大熊おおくま村、南西河原波かわらなみ村。垣内として春日かすが池原いけがはらがある(文化七年「新川郡郷庄附村名書上申帳」加越能文庫)正保郷帳では高五七石、田方九反・畑方二町九反。寛文一〇年(一六七〇)の村御印によると草高六九石・免三ツ六歩、小物成は山役六匁・炭竈役二六匁(三箇国高物成帳)。天保九年(一八三八)に手上高があり、同一一年の打銀高七六石余(「高免帳」杉木家文書)。所属組は魚津町田地方うおづまちでんじがたと同じ。明治五年(一八七二)の戸数六〇(新川県戸数表)。曹洞宗神宮じんぐう寺は往時真言宗であったと伝え、藩政期に禅宗となり、金山繁栄の祈願所となったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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