叩回(読み)たたきまわす

精選版 日本国語大辞典 「叩回」の意味・読み・例文・類語

たたき‐まわ・す ‥まはす【叩回】

〘他サ四〙
① むやみにたたく。ひどくたたく。
※松翁道話(1814‐46)一「石でたたき廻し、顔も骸も疵だらけにする人がある」
② せっついて頼み事をする。頼み事をせっつく。
浮世草子本朝二十不孝(1686)三「なを長生(いき)を恨み諸神諸仏をたたきまはし

たたき‐まわ・る ‥まはる【叩回】

〘自ラ五(四)〙 そこいらじゅうをたたいてまわる。あちこちをたたく。
史記抄(1477)一七「馬にかわも筒でこって口をあけてたたきまわりて喉へ入るるぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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