台風の勢力(読み)たいふうのせいりょく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「台風の勢力」の意味・わかりやすい解説

台風の勢力
たいふうのせいりょく

台風勢力は大きさと強さを目安表現する。大きさは,強風域半径基準にして次のように決める。(1) 強風域の半径が非対称の場合は,その平均値をとる。強風域の半径が 500km未満の台風は,大きさの表現はしない。(2) 強風域の半径が 500km以上 800km未満の台風を大型(大きい),強風域の半径が 800km以上の台風を超大型(非常に大きい)と,それぞれ表現する。(3) 強さは,台風の最大風速を基準とし,最大風速が 33m/s(64kn)未満の台風では強さを表さない。最大風速が 33m/s(64kn)以上 44m/s(85kn)未満の台風を「強い」,最大風速が 44m/s(85kn)以上 54m/s(105kn)未満の台風を「非常に強い」,最大風速が 54m/s(105kn)以上の台風を「猛烈な」と,それぞれ表現する。

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