…野石積みは,天然のまま,あるいは割ったままで,ていねいな加工をしていない石を乱積(らんづ)み(不整形積み)にするもので,日本の石垣などに多く見られるが,西洋の石造壁にもしばしば見いだされる。切石積みは,石材をていねいに加工して,合端(あいば)(石壁の表面に近い部分での石材の接触面)を密接させる工法で,通例,直六面体に仕上げた石材を水平な層にして並べてゆく。石材の大小に応じ,厚い層や薄い層ができても,いずれも水平に積む。…
※「合端」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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