吉原昭夫(読み)ヨシハラ アキオ

20世紀日本人名事典 「吉原昭夫」の解説

吉原 昭夫
ヨシハラ アキオ

昭和・平成期の工芸家 日光社寺文化財保存会漆彩色技師顧問。



生年
昭和2(1927)年5月1日

没年
平成10(1998)年12月31日

出生地
栃木県今市市

別名
号=北宰(ホクサイ)

主な受賞名〔年〕
下野県民賞(文化部門)〔昭和60年〕,吉川英治文化賞(第25回)〔平成3年〕「東照宮ほか日光二社一寺の各文化財の修理保存に尽した功績

経歴
6歳から日本画に親しみ、東京の画家望月春江の内弟子となった。昭和26年日光社寺文化財保存会彩色助手となり、東照宮、輪王寺二荒山神社の彩色修復にあたる。36年同会漆彩色専門技術主任技師。62年本地堂焼失にともなう彩色及び彫刻等の図案復原。62年東京芸術大学大学院非常勤講師(美術学部)。モンゴルのラマ教寺院の彩色復元の指導も行った。著書に「日光社寺建築彩色文様図譜」「日光東照宮龍図案集」他。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉原昭夫」の解説

吉原昭夫 よしはら-あきお

1927-1998 昭和後期-平成時代の工芸家。
昭和2年5月1日生まれ。昭和26年日光社寺文化財保存会の彩色助手となる。吉田悟堂の内弟子となり,東照宮,二荒山神社などの彩色修復や彫刻復元にあたる。36年漆彩色主任技師。54年モンゴルのラマ教寺院の彩色復元を指導。平成3年吉川英治文化賞。6年文化庁の選定保存技術保持者となる。平成10年12月31日死去。71歳。栃木県出身。号は北宰。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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