吉向焼(読み)きっこうやき

精選版 日本国語大辞典 「吉向焼」の意味・読み・例文・類語

きっこう‐やき キッカウ‥【吉向焼】

〘名〙 江戸時代戸田(吉向)治兵衛が創始した陶器。楽焼風の交趾(こうし)写しが多い。摂津国一三村で焼き始め、諸藩御庭焼を経て、江戸に出て隅田川焼を始めた。二、三代目は信州須坂藩に招かれ製作した(須坂焼)。「吉向」の銘の由来については諸説ある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android