吉春村(読み)よしはるむら

日本歴史地名大系 「吉春村」の解説

吉春村
よしはるむら

[現在地名]野田市吉春・谷吉やよし

谷津やつ村の南東に位置し、同村とは田地が入組んでおり、北西に離れて飛地がある。当地で日光東往還から野田町に通じる道が分岐する。地内に文明二年(一四七〇)銘などの武蔵型板碑が残る。寛永二年(一六二五)本多正貫領知目録写に「吉春村八百八石」とみえ、旗本本多領。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分では高三二九石余、旗本大橋領。享保一五年(一七三〇)の新田検地帳(岩崎家文書)では新堤・稲荷前・しず菊割きくわりなどの新開により一三町一反余・高四六石余を打出している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android