吉江館跡(読み)よしえやかたあと

日本歴史地名大系 「吉江館跡」の解説

吉江館跡
よしえやかたあと

[現在地名]味方村吉江 中村

中村なかむらにあった吉江氏の居館跡。すでに宅地化されている。高念こうねん寺より東方約一〇〇メートルの旧庄屋本田屋敷と通称されている所で、一辺八〇メートルほどの堀がめぐっていたといわれる(越後木場城)上杉謙信のもとで吉江氏一族は活躍し、宗信の孫景泰は揚北あがきたの中条藤資の娘を娶り謙信のすすめで中条氏を継いだ。天正三年(一五七五)の上杉家軍役帳(上杉家文書)では吉江喜四郎(資堅のち信景)が、鑓六〇丁・手明一五人・鉄砲五丁・大小旗一〇本・馬上一五騎と定められている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む