吉田保(読み)よしだほ

日本歴史地名大系 「吉田保」の解説

吉田保
よしだほ

現吉田町吉田付近に所在した保。初見は応永一三年(一四〇六)一一月二〇日の山城等持とうじ院への上杉常越(房方)寄進状(等持院文書)で、「越後国蒲原郡内吉田保、同郡米宇津」が寄進地としてあげられている。「米宇津」は吉田のすぐ東北にある現吉田町米納津よのうづ。延徳二年(一四九〇)閏八月五日「吉田・米宇津」の代官職を契約年限が過ぎても返却しないと等持院雑掌が訴えている(「伺事記録」尊経閣文庫蔵)。その後の変遷は不明。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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