吉田貫三郎(読み)よしだ かんざぶろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉田貫三郎」の解説

吉田貫三郎 よしだ-かんざぶろう

1909-1945 昭和時代前期の挿絵画家
明治42年生まれ。昭和7年横山隆一らの新漫画派集団に参加。のち挿絵に転じ,怪奇推理小説から現代小説,時代小説まで幅ひろく手がけ,代表作に吉川英治「大都の春」,久生十蘭(ひさお-じゅうらん)「魔都」などがある。昭和20年中国広東(カントン)で戦病死。37歳。兵庫県出身。神戸商業卒。本名貫一随筆に「蟹(かに)の爪」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android