吉羽西村新田(読み)よしばにしむらしんでん

日本歴史地名大系 「吉羽西村新田」の解説

吉羽西村新田
よしばにしむらしんでん

[現在地名]久喜市吉羽

吉羽・西両村地先の古利根川西畔にあった。三方が吉羽・西の二村に接し、両村と複雑に入組んでいた。当村は寛延二年(一七四九)茨島ばらじま(現杉戸町)の佐右衛門が開発、同一一年神尾若狭守春央が検地のうえ流作場新田と称した。吉羽・西の両村の持添新田であったが、安永元年(一七七二)久保田十左衛門が再び検地を実施して一村として村立てし、幕府領に組込まれた(風土記稿)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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