久喜市(読み)くき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

久喜〔市〕
くき

埼玉県東部,古利根川 (→葛西用水) 西岸,関東平野の最低地付近にある市。1954年久喜町と太田村,江面村,清久村の 3村が合体し,1971年市制。2010年菖蒲町,栗橋町,鷲宮町と合体。早くから開かれ,中心市街地の久喜は江戸時代には 3と 8の日に市が立つ市場町であった。1885年の東北本線開通,1899年の東武鉄道伊勢崎線の開通により交通の要地として発展。近年は住宅が急増して都市化が進んだ。農村部は米を産し,埼玉ナシの主産地でもある。ゴム,機械などの工場も多い。東北自動車道の開通を機に久喜菖蒲工業団地,清久工業団地などが造成された。古河公方足利政氏の隠居館の跡である甘棠院(かんとういん)は永正16 (1519) 年の開基といわれ,国指定重要文化財の紙本著色伝貞巖和尚像(ていがんおしょうぞう) がある。鷲宮神社は国指定重要文化財の太刀を保存し,鷲宮催馬楽神楽(→神楽)は国の重要無形民俗文化財。東武鉄道日光線,国道4号線,122号線,125号線,東北自動車道の久喜インターチェンジがある。面積 82.41km2。人口 15万2311(2015)。

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