精選版 日本国語大辞典 「名作切籠曙」の意味・読み・例文・類語 めいさくきりこのあけぼの【名作切籠曙】 歌舞伎脚本。世話物。二幕。近松徳三作。享和元年(一八〇一)大坂中の芝居初演。摂津高槻(たかつき)城下での盆踊の夜の娘殺し事件を鷹津(たかつ)家の騒動にからませた作。若党里見伊助が、若殿佐市郎がねんごろになった異母妹の樽屋の娘おせんを斬り、畜生道を避けるという筋。通称「樽屋おせん」。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例