騒動(読み)ソウドウ

デジタル大辞泉 「騒動」の意味・読み・例文・類語

そう‐どう〔サウ‐〕【騒動】

多人数が騒ぎたてて秩序が乱れること。また、そのような事件事態。「騒動を起こす」
もめごと。争い。「お家―」

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精選版 日本国語大辞典 「騒動」の意味・読み・例文・類語

そう‐どうサウ‥【騒動】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 大ぜいの人々がさわぎたてること。乱れさわぐこと。
    1. [初出の実例]「縁遷都事、人心騒動」(出典:日本後紀‐大同五年(810)九月一〇日)
    2. 「大きに兵を発(おこ)して責め来るに、国の内騒動して、不靡(なびかず)と云事なし」(出典:今昔物語集(1120頃か)二五)
    3. [その他の文献]〔孫子‐用間〕
  3. ( ━する ) 事変がおこること。天災など、非常の事態がおこること。
    1. [初出の実例]「天下騒動出来畢」(出典:香取文書‐文治二年(1186)六月日・摂政〈藤原兼実〉家政所下文)
  4. ( ━する ) 大きなもめごとがおこること。争い。
    1. [初出の実例]「方今謹案事情、公忠宿衛騒動之時、無犯之由、公家是所知食也」(出典:石山寺所蔵虚空蔵念誦次第裏文書‐康保三年(966)三月一七日・藤原忠平解)
    2. 「是皆つしまの家老平田将監と云ふ人の欲心から出来たさう動じゃとさ」(出典:随筆・胆大小心録(1808)六二)
  5. 江戸時代、文化(一八〇四‐一八)から幕末へかけての流行語。大変、おおごと、一大事の意で用いた。〔大坂繁花風土記(1814)〕

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普及版 字通 「騒動」の読み・字形・画数・意味

【騒動】そう(さう)どう

みだれさわぐ。〔史記生伝〕兩雄(とも)には立たず。楚・項羽劉邦)久しく相ひ持して決せず。百姓騷動し、(えうたう)す。農夫は耒(すき)を釋(す)て、工女を下る。

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