后がね(読み)キサキガネ

精選版 日本国語大辞典 「后がね」の意味・読み・例文・類語

きさき‐がね【后がね】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「がね」は接尾語 ) 将来皇后に予定されている方。后の候補者。きさいがね。
    1. [初出の実例]「今日明日、女御后がねなどの、対に住み給はんには」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲上)
    2. 「太政(おほき)おとどの、きさきかねのひめ君ならはし給ふなる教へは」(出典源氏物語(1001‐14頃)常夏)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む