吐故納新(読み)とこのうしん(その他表記)tǔ gù nà xīn

改訂新版 世界大百科事典 「吐故納新」の意味・わかりやすい解説

吐故納新 (とこのうしん)
tǔ gù nà xīn

中国道教における修行法の一つ。また吐納ともいう。体内の古い気を吐き,体外の新しい気を取り入れる呼吸法のことである。すでに《荘子》の刻意篇に養生の方法として,この吐故納新の術を行うもののあったことが語られ,くだって魏・晋に及んで,嵆康(けいこう)の《養生論》でも呼吸吐納のことが説かれている。また,葛洪(かつこう)の《抱朴子》では,気をめぐらす際には,生気のときにすべきで,死気のときに行ってはならぬと説き,後世に継承された。
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