…〈病は気から〉という諺は,実はこの中国医学に由来する(出典は《黄帝素問》挙痛論篇)。道教では,1日を〈生気〉と〈死気〉の時間帯に分け,〈生気〉のときに深くゆるやかな呼吸を実践すれば,体内の気が入れかわり,不死の体になるという(《抱朴子》釈滞篇など)。このような気論をふまえながら,これを一個の哲学として体系づけたのが北宋の張載であった。…
※「死気」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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